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- 新しい職種への挑戦 その11
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- 大転職時代 その9
憧れの転職 その3
本場の有名企業の社員がやってくるということで、社内はいつになく緊張感がみなぎってきました。
映画の「王様と私」のシャム王家といった雰囲気です。
Kさんも憧れでもある大企業の、しかも本場の社員がやってくるとあって、どう接しよう、どんな事を教えてもらおうと興奮気味です。
社内に通達があって2か月後。とうとうそのジャクソン氏が来日しました。
Kさんたち社員はカタコトの英語で精いっぱい歓迎の意を表し、それでも言葉に詰まると外国人スタッフの中で英語に堪能な者に通訳を頼んで一生懸命コミュニケイトしようとします。
ある番組で「この頃の経営者は社員を駒にしか思えていない人が多すぎる。
昔のように経営者が社員とともに汗をかき喜びあうと言う機会があまりになさすぎる。」
と言っていましたがまさにその通りだと思います。
末端で働く人の気持ちがわからない会社は人の出入りが激しいとも言われています。
派遣は確かに一時的ではあるが生活の糧を得る為の手段でもあるし、派遣という働き方が合う人もいてそれで一生食べていくという生業にしている人もいます。
ネット環境にあると、イヤというほど舞い込むのが副業の勧誘DM。
「わずかな元手で月収??万円」「空いた時間で収入倍増」など、件名にはあざといまでの甘い言葉が踊ります。
そうそうオイシイ話はないと分かっていても、普段の定収入に加え、あと数万円あれば……と考えてしまうのが人間というもの。
日本の派遣の身分が何故ここまで酷いのか。
それは派遣を「一時的労働力の確保」としか思っていないからでしょう。
企業側はもう少し「派遣」という立場の人たちに「プロフェッショナル」というものを見て欲しいですし派遣会社も「プロフェッショナルを養成する」と言う気概を持って派遣社員の地位向上に貢献して欲しいです。
まずその第一歩として「コンプライアンス重視」の精神を貫いて欲しいです。
このようなことは米国では、日常茶飯事です。
ただ、即解雇された人物も、翌週、別の会社で内定が決まり、仕事に従事していたりすることがよくあるし、また50以上ある州の中で、ニューヨークがダメならロスでもシアトルでもテキサスでも、場合によってはアラスカでもと選択の巾は広く、セカンドチャンスはいくらでもあります。
ただ、このような事が言えるのは、現地のアメリカ人で、ビザの問題やどうしてもネイティブの英語力になれない日本人、文化の違いなど、直面する問題に対応するには日本に帰国するしか選択がないようです。
実際、以前よりアメリカから日本に帰国して仕事を見つけたいという海外版のUターン現象も出始めているのが、現実です。
最近、ある応募者の年収アップに関して採用側からクレームが来てしまいましました。1社は金融系の会社で、もう1社はベンチャー系のソフト会社です。両社とも給与に関してです。
金融系のA社に弊社を通じて応募したB子さんは面接が始まって約10分後、思わず『年収はどのくらいになりますか?』と質問してしまいましました。採用側の人事は大変困惑し、不愉快に感じたようです。
『まだ貴方の能力や経験が不明で確認もしていない状態でこのような質問をされるとは!』このように感じたそうです。
そんな折、また新しい外国人スタッフがKさんの職場にやってくることになりました。
名前はジャクソン氏(仮名)。
業界の本場アメリカの、しかも国際的にも有名なソフトウエア大会社に勤務している男性です。
確かに、業界によっては厳しい面もあります。
例えば、金融関係。
でも、金融関係は、日系企業でも厳しいと思います。
多くの外資系では、大勢の日本人が毎日楽しく働いています。
あなたが考えるほど、外資系は厳しいところではありません。
よく、転職活動に専念したいので、会社を辞めたいと相談に来る方がいます。
確かに転職活動と仕事を平行(パラレル)で行うのは大変かもしれません。
だが私は即座に、「絶対、会社は辞めないでください!」と強硬にアドバイスします。
会社を辞めた場合、時間的に余裕が出て良いように思われます。じっくり自己に適した仕事を探すには。
しかし実際、これまでの経験からすると以下のような全く予期せぬマイナス面がでるのが現実です。
外資系は実力主義で、力がないとどんどんリストラされると思っていませんか?
最近は日系企業でも遠慮会釈なしにリストラをします。
逆に、外資系は年から年中リストラをやっているわけではありません。
社員を粗末に扱う企業は、日系企業も外資系企業も、発展することはありません。
外資系でも社員を使い捨てにするほど愚かではありません。
外資系は高い英語力が必要と考えていませんか?
そりゃあ幹部として転職する場合は、ある程度英語力が必要ですが、若くして転職する場合は、それほど高い英語力は必要ではありません。
仕事の実力で、英語力なしでガンガンやっている社員が大勢います。
ただ、転職したら、少しずつ英語を勉強したほうが良いでしょう。
よく米国とか、ヨーロッパ、アジアなどで仕事を希望する人が増加しています。
今回は米国での転職事情を紹介します。
現在の米国は9月11日の悪魔的事件からようやく回復の兆しが経済面でも現れ始め、序所ですが、採用も増えているようです。
そこで米国で働く人へのアドバイスをしてみましょう。
1)英語力は例え抜群でもセールスポイントには全くならない。
2)就業ビザはまず取得すべきです。
3)米国で働くのはかなりのプロ意識を持たないと勤まらない。
そんな気持ちが通じたのかジャクソン氏の方も終始にこやかな対応。
またご本人の自己紹介により、ジャクソン氏は英語の他にスペイン語にも堪能だということが分かりました。
幸いKさんは大学時代、第二外語でスペイン語を専攻していたことから、多少スペイン語になじみがあったのです。
試しにスペイン語で話しかけてみたところ、ジャクソン氏は驚き、また非常に打ち解けた様子でKさんに接するようになりました。
こうしてKさんは社内でもジャクソン氏にかなり近い社員となったのでした。
石を投げれば女性マネージャーに当たる?
ぼくが働いていた外資系では、今、”石を投げれば女性マネージャーに当たる”と言われるほど、女性幹部が活躍しています。
外資系こそ男女平等社会です。
がんばれば結果(昇進や昇給)が出るのが早いのが外資系です。
日系企業との大きな違いは、がんばれば結果が早く出るということです。
昇進にしても、昇給にしても、あなたのがんばり次第です。
逆に言うと、年をとってモタモタしていると、若い人に追い抜かれてしまいます。
高い年収と長期休暇で優雅な外資系サラリーマン
外資系はギリギリと出世競争をしなくても、平均年収が高く、長期休暇が取れて、優雅なサラリーマン生活を送ることができます。
さっそく連絡をとって面接に出かけたところ、話はトントン拍子。翌日には内定の電話があり、
「できるだけ早くきてほしい、来週からでも来てほしい」
という熱烈歓迎ぶり。もちろんN君も大喜びです。
演奏の仕事は何とか途切れずこなし続けていますが、同世代の男性と比べればアルバイト程度の収入。
自分一人であればこそ生活できていますが、将来のことを考えて家庭を持つとなると心もとなく、もう少し仕事の幅を広げる必然性を感じ始めました。
取り残されるような脅迫観念にさいなまれていたUさん。
なんとか収入をアップさせたい、でも今の仕事をあきらめるわけにはいかない。ということで、メインの仕事に加えて、副業を探すことにしました。